中国が活気づく電子タバコ産業の規制を計画
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中国政府は規格を世界広めたい。競争ルールに近いものだから。しかしULなどは、商売の主導権を奪われかねないから不備を突く。こうした競争がしばらくありそう。
2019年に入り、電子タバコ関連スタートアップの資金調達案件は、以下の通りである。
Enki Vapor(米国)…シードラウンドで数億円
SNOWPLUS…シリーズAで43億円
FLOW…シリーズPre-Aで12憶円
VPO(米国)…シリーズAで5億円
bink…22億円
TAKA…シリーズAで8億円
FLOW…シリーズAで12億円
vitavp…数億円
雲呑電子煙…エンジェルラウンドで数億円
VPO(米国)…シリーズPre-Aで1億7000万円
益爽…エンジェルラウンドで1億7000万円
魔笛MOTI…11億円
なんと12件にも及ぶ。
一方、中国煙草総公司の2018年納税額は1兆1556億元、前年比3.69%増、史上最高を記録した。これで4年連続1兆元以上納税した。2018年の納税額は、中国最大の銀行、工商銀行の3.5行分、時価総額中国トップ、アリババの16.3社分にも及び、ダントツの1位である。中国煙草総公司は、中国財政の屋台骨を支えているのだ。
総公司は2018年6月、アリババグループと提携した。同グループのクラウドコンピューティング、ビッグデータ、AI、小売、金融、物流等の資源と技術を投入し、経営改革を図っている。生産本数は2014年のピークから、2018年までに10%ダウンした。このペースを保って徐々に減少するのがよい。そして経営改革を成功させ、できるかぎり多額の納税を続けさせるストーリーだ。
当局は、電子タバコ業界の猛烈な投資ぶりに、危機感を募らせた。ストーリーが狂っては困る、というあせりがあることは間違いなさそうだ。タバコは、どの国も国営系メーカーが多い。電子タバコが拡大する中で、消費者志向が電子タバコに行くと、税収が減る。そのなかでの施策。
そして、貿易摩擦のネタにもなりそう…