【3分解説】急転、カリスマ永守「半分、社長に戻る」の真意
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注目のコメント
2015年の呉氏退任時のコメントと対比するとより本音が漏れ出てる。
https://www.sankei.com/smp/west/news/151022/wst1510220027-s.html
『永守氏は「やめた人のことを、とやかくいってはいけない」とした上で、「一般的に、業績が良ければ地位、給料が上がる。そういう人がやめることはない」と述べた。同社では実力主義を徹底しているといい、「うちの会社はシンプル。実績が上がれば上がる。上がってない人を上にあげるようなことはない。年功序列であがる会社ではない」と強調した。
呉氏に対しては「次の世界で立派にやっていただきたい。喧嘩別れではない。新しい世界で成功してもらいたい」とエールを送った。』
今回。
『ところがうちを辞めたの(呉文精氏)が(ルネサスに)行っちゃってね。あの人は会社潰すな、と思ってたら案の定ああなった。
彼が優秀だったら、うちの社長になってますよ。そうでしょう。そんな人をなぜ辞めさせるの。』昨日行われた電産の決算会見。永守会長に聞きたかったのは①なぜ吉本社長がいないのか②以前買収しようとしていた、半導体大手ルネサスの社長交代をどう見ているか。直接、疑問をぶつけてきました。
6月に連載した「日本電産、賭けに出る」特集とともに読んで頂くと、さらに理解が深まるかもしれません。カリスマの代替わりの難しさを、ひしひしと感じています。
https://newspicks.com/book/1395昨日の決算Pickは下記。昨年3Qに下方修正してから、売上減少の割に原価が下がっておらず販管費も増加傾向で結果として利益率が低位で推移していて、また日本電産として買収では初めて大規模な損失を出した(独禁法対応で早期での売却が迫られていた、とはいえ…)。
吉本氏が会見に出ていなかったこと、「半分社長に戻っている」という中途半端さも、どちらもあまり良い印象はない。
セコップの売却については、欧州委員会が売却先まで介入してきた、これから5年間投資しろといっていた金額を負担しろと言われたなど冒頭に文句たらたら。それで時間を失いたくない、ビジネスを選ぶしかないというので、200億円をドブにすてる、言い値に従った、裁定なかりせば100億円の売却で利益は出ていたという言及だった。ただ、普段と比べてとても歯切れが悪い。
業績全般については大底形成をしたという言及があったなかで、今後どう推移していくか。売上が伸びなくても利益を伸ばす方法があると強調。WPRがいまいち上手く機能していない、ようなニュアンスに感じ、そこらへんも戻ってきた背景か。
https://newspicks.com/news/4083065
https://www.nidec.com/ja-JP/ir/voice/