【3分解説】急転、カリスマ永守「半分、社長に戻る」の真意

2019/7/25
一瞬、耳を疑うような電撃発言だった──
7月24日、39%の営業減益が発表されたモーター世界トップの日本電産の2019年4〜6月期の決算発表会。まず気付かされたのは、2018年6月に社長に就任した吉本浩之氏の姿がないことだった。
代わりに一人で壇上に立った創業者の永守重信会長は、いつも以上に舌鋒が鋭かった。
吉本氏の不在をよそに、自らが「半分くらい、(自分が)社長に戻っている」と言い放ったのだ。
さらにNewsPicks編集部は、日本電産が一度は買収を試みた因縁の半導体大手、ルネサスエレクトロニクスの社長交代についても、永守会長に直撃した。
今後、また電産がルネサスを買収することはあるのか。
注目すべき2つのポイントに絞って、今回の決算会見を紐解く。
①因縁の「ルネサス社長」交代をどう見るか
②吉本社長との役割分担