フェイスブックに制裁金50億ドル、情報保護不備で 少額と批判も
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注目のコメント
額が少ないとのコメントもありますが、FTCの課す制裁金の中では過去最高だし、何より他国の各機関への影響が大きいですよ。
①カナダのOPCは「ケンブリッジアナリティカ問題」について、②アイルランドのDPCは「パスワード平文保存問題」について、それぞれこの発表に合わせて(?)本日(7/25)調査結果や調査開始のリリースをしています。
① https://www.priv.gc.ca/en/opc-news/news-and-announcements/2019/nr-c_190425/
② https://www.dataprotection.ie/en/news-media/press-releases/data-protection-commission-opens-statutory-inquiry-facebook-0
また②に関してはGDPRに抵触する可能性があり、これから調査することになっています。
もしGDPR違反が認定されれば、制裁金は最大で年間売上高(2018年、558億ドル)の4%、22億ドル(2460億円)となるわけで、油断はなりません。
フェイスブックの試練の道は続くよどこまでも。フェイスブックは個人情報流出やデータ漏洩で、英国や欧州でも2018年10月50万ポンド、2018年11月16億ドルの制裁金を科せられています。今回の制裁金50億ドルは最大。
しかしFTC民主党委員らはこれでも制裁金額が少ない可能性を指摘しています。もっと制裁金を科さなければ、フェイスブックは国家安全保障を危険にさらす、と手厳しい。
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