米の債務上限、2年停止で合意 債務不履行を回避へ
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人種差別批判などで、党派対立が厳しさを増すなか、財政面での混乱が回避されそうなのは、吉報といえるでしょう。今の局面で懸念されていたのは、財政事情の悪化ではなく、金融危機後に定めた財政再建のための厳しい歳出上限が変えられず、来年度が緊縮財政になってしまうことでした。まだ議会の投票待ちですが、今回の債務上限引き上げに合わせ、歳出上限の引き上げでも合意となる見込みになりましたので、そうしたリスクは回避されそうです。
ロイターによると、シューマー民主党上院院内総務、ペロシ下院議長もすぐに声明を公表し合意を確認しているようです。もはや上限自体で大きく揉めることはなく、プロレス状態ではありますが、毎回議会と政府の間に債務上限についての確認があることで、多少は大統領の牽制にはなっています。