ヤフー・アスクルの対立に見る、親子上場の問題点
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本稿の「親子上場には本質的な利益相反のリスクがある」という論点について、私個人としては、とても大きな問題だと従前思っています。日本の資本市場では、少数株主がないがしろにされてきた歴史があるからです。
そしてヤフーとアスクルのような様々な「投資家や会社同士のカネのかかった紛争/トラブル」を社会が経験してのみ、日本の資本市場が高度化できます。
〇〇コードは有用ですが、〇〇コードはカネのかかったリアルな市場の経験ではないため、どこか形式主義というか受験とその受験対策的なにおいがします。
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なお、利益相反リスクとは、これを投資家に対して開示し十分に注意喚起すれば、最後は投資家サイドが判断する問題です(=つまり、投資家において、株式を買うか買わないか、バリュエーションをいくらにするかの判断に帰結する)