【新】プロが明かす。眠りの問題をあぶり出すチェックリスト

2019/7/22
睡眠不足大国・ニッポン
寝不足、寝坊、寝つきが悪いーー。睡眠に関する悩みを抱える人は本当に多い。
OECD(経済協力開発機構)の調査(2018年)によると、日本の1日の平均睡眠時間は442分(約7時間22分)。調査対象国の中で最も睡眠時間が短い。日本はダントツの「睡眠不足大国」だ。
睡眠は、昼間の生産性を低下させるだけでなく、中長期的に病気を引き起こす原因になることもある。睡眠不足は、すぐにでも対策を始める必要がある問題と言える。
今、眠りについて悩んでいないと思っている人も、実は問題を抱えていることがある。このチェックリストを試してほしい。
このチェックシートは、睡眠の問題に取り組むスリープテックの一社、ニューロスペース(東京都墨田区)が企業で睡眠指導をする際、社員に対して実施している睡眠のチェックリストを参考に作成したものだ。
このチェックリストを基に、それぞれが抱える睡眠の問題を明らかにすることから、眠りの問題の対策に入っていくという。
寝つきが良い=眠りに問題がない、ということではなく、睡眠不足が慢性化している可能性があるということだ。
睡眠不足が続くと、疾患リスクも高まる(iStock/Geber86)
健康の基本であるはずの睡眠。だが、誤解も多く、また自分の状態を知ることも難しい。
特集「極上のスマート睡眠」では、最新の研究や技術に詳しい専門家やスリープテック企業への取材を通じて、眠りとは何か、どのような問題があるのか、どうすればより良い眠りを確保できるのか、また眠りをサポートするガジェット類は実際にどれだけ効果があるのかをレポートしていく。
(執筆:花谷美枝、バナーデザイン:黒田早希、図版デザイン:九喜洋介)