【最新】ドコモも注目。自動運転技術から生まれた究極の睡眠計測

2019/7/26
睡眠のデータや心拍数、呼吸の測定とは切っても切れない関係にあるウェアラブル端末。
腕時計型の端末を着け忘れたり、常に携帯していなくてはならないのは面倒でもある。
そんな「ウェアラブル時代」はもしかしたら思ったより早く過ぎ去ってしまうかもしれない。
2017年に創業した米テラスTellus)は、ヘルスケア分野を新しい手法で変革しようとしている。
彼らが開発するのはパスポートサイズの小さなボックス型の端末だ。体にバンドを巻き付ける必要もないし、カメラも搭載していないが、この手乗りサイズの端末でこれまでと同じデータを取得する。
使い方はいたって簡単、端末を壁に掛け電源をコンセントにつなぐだけだ。
テラスはリアルタイムでチェックが必要な高齢者たちに焦点を絞り、近日中に兵庫県神戸市で本格的に実証実験を始める。
テラスはいかにして生まれ、高齢大国の日本でどう拡大していくのか。NewsPicks編集部は共同創業者にその想いを聞いた。
Tania A. Coke(ターニャ・コーク 右)テラスCEO スタンフォード大学エンジニア修士。 Google 及び VCのCapital IQ で、製品や戦略業務を担当する。また、ハーバード大学医学部、 MIT の脳科学研究室などで研究職の経験も持つ。趣味は「だるま(達磨)」の収集
Kevin Hsu(ケビン・シュー 左)テラスCTO スタフォード大学電子工学学士・修士。大学の研究所、アップル、テキサス・インスツルメンツ、複数のスタートアップで高度なセンシング、モニタリングデバイスの開発に携わる。日本の漫画家 「ONE」 のファンでもある (写真:洪由姫)
高齢者を24時間見守る
──この「テラス」で何ができるのでしょう。