【豪州発】店舗を持たないマットレスメーカーが大ヒットの理由

2019/8/5
ジャンプしてもワイングラスが倒れない──。
思わず目を止めてしまう印象的なプロモーション動画を引っ提げ、今猛烈にシェアを拡大しているのが、オーストラリアのベンチャー寝具メーカー、コアラスリープだ。
2015年11月の設立からわずか約80日で売上高100万オーストラリアドル(約7200万円)を達成。オーストラリアでは初年度末に売上高1400万ドルを達成して以降、前年度比190%で毎年成長している。
日本には17年に初の海外展開拠点として参入し、今でも売上高を毎月15%ずつ増やしているという。
インパクト大の動画に注目が集まりがちな同社だが、マーケット戦略でもこれまでの寝具業界の常識を覆す施策をとっている。
なぜ、コアラのマットレスは日本でも受け入れられたのか。NewsPicksはその成長戦略の秘訣と今後の野望を、同社CEOのダニエル・ミルハム氏に聞いた。
ダニエル・ミルハム:Koala Sleep共同創業者CEO。ソフトウェア会社勤務などを経て、幼なじみのラグビー仲間ミッチェル・テイラー氏と「睡眠がラグビーのパフォーマンスに与える影響」について話をしたことがきっかけとなり、2015年にKoala Sleepを立ち上げる

「通販オンリー」だから安い

──約4年で売り上げ1億豪ドル。ここまで成長できた要因をどのように分析していますか。
いくつかあると思いますが、一番の要因はeコマース戦略でしょう。