陸上スパイクに「ピンなし」革命? 世界リレー金メダルに貢献、桐生も試作品着用
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注目のコメント
もう実際に使われているのですね。
ピンは抜く時に抵抗がありそうな気がするので、面(線?)接触で十分なグリップが得られるなら、こっちの方が良さそうに見えます。
ピンのように深く刺さる構造体が無い分、グリップ力を発揮するには裏面がフレッシュなほどいいでしょうね。卓球のラケットみたいに、直前に脱脂する道具が出てきたりしたら面白いです。
あとピンの話ではないですが、下記にウレタンや合成ゴムを用いた全天候トラックの設計の要点についてまとめられています。
★陸上競技用全天候トラック (日本ゴム協会誌, 2010)
https://www.jstage.jst.go.jp/article/gomu/83/5/83_5_125/_pdf/-char/ja
トラック自体の耐久性・耐候性に加え、ランナーの負荷を抑えつつ十分な推進力を得られるトラック舗装の素材・表面仕上げについての議論です。こういうのも知った上で考えると面白いかと思います。陸上用スパイクって、昔は大して進化してなかったりするので、こう言う革命は素晴らしいと思いますね。
この記事を読んで、昔の事を思い出しました。
当方陸上短距離選手だった頃、1991年開催の東京世界陸上でカールルイスが100m世界記録9.86秒を出した時に履いていたスパイクにビビりました。
当時初の全天候トラック専用プラスチックピンの短距離専用スパイクです。
マジで革命ですよ。
ミズノ ヘリテージアンドヒストリー
https://corp.mizuno.com/jp/heritage.aspx
(1991年の項目参照)
で、コレが1992年に発売されたんですよね。
もちろん購入ですよ。速攻予約入れて。買うでしょ、こんなん。
片足130gしかないんですよ(当時軽いスパイクでも180g、普通は200g超える)。軽い軽い。
全体的にグリップが均一でコーナーも強い。雨でもいい感じ。
なにせ、メンタル的にだいぶ効く。これ履いて負けられるか、って。
懐かしい思い出です。初めて履くときはかなり違和感があるだろうな。
短い距離から長い距離に転向していくなかで、スパイクピンを8mmから2mmに変えたときは、刺さる感覚がまったく無くなってものすごい違和感を感じた。
とはいえ、軽くなって、引っ掛かってしまう感覚が無くなればさらなる力になりそう。
マイケル・ジョンソンがミズノと話したスパイクの話を思い出す。
「(400mの)記録を一緒に一秒縮めたい。私の力で0.5秒縮めるから、スパイクで0.5秒縮められるようにしてほしい。」