[18日 ロイター] - ブルームバーグは18日、欧州中央銀行(ECB)スタッフが物価目標の改訂に関して非公式に検討を開始したと報じた。現行の「2%未満だがその近辺」という目標が依然適切かどうかを見直すもので、インフレ率の上振れを一定期間容認する可能性もある。

報道によると、ドラギECB総裁は物価目標について、2%を挟んで上下に幅を持たせた「対称的」な形が望ましいと考えているとされる。理事会メンバーらは先週、現在の物価目標に対する対称的アプローチについて説明を受けた。目標の変更には正式な検討手続きを経る必要があるという。ECBはコメントを控えた。