【成毛眞×瀬尾傑】新陳代謝がなければ、会社も個人も滅ぶ

2019/7/21

仕事は「マネー」で選ぶ

──成毛さん自身は、何を基準に「決断」するのですか?
成毛 最初に(アスキーを)辞めてマイクロソフトに入るじゃないですか。そのときの基準は単純です。「これからは絶対にパソコンだね!」という(笑)。
僕の場合、基本的にはマネーですよ。今、100億くれる仕事あったら、その場で受けます。というのも、とことんマネーを追求すれば、大抵は面白い仕事にたどり着くというのが事実なんです。
なぜなら、伸びている会社は面白いから。
今、マイクロソフトの時価総額が100兆円くらいだけど、さすがにこれが1000兆円になったら地球の終わりだと思う。これ以上、株は上がらないわけで、10倍にもならない株をもらっても、何の意味もないですよ。
でも、スマートニュースの株なら「1万円分しかくれないの?」とか言っているうちに、あっという間に1000万になっていることだってあり得る。だって、僕がマイクロソフトに入社してから辞めるまでに、7000倍になったんですよ? ビル・ゲイツなんて、上場前から持っているから70万倍になった。70万倍って、意味がわかりませんよね(笑)。

作家の「儲からなさ」は異常