(ブルームバーグ): オンライン小売りの最大手、米アマゾン・ドット・コムは2日間の会員向けセール「プライムデー」で、最初の24時間で競合他社に対する圧倒的な強さを見せつけた。ウォルマートやイーベイ、ベスト・バイなど競合は値下げで応戦したが、アマゾンにかなわなかったもようだ。

電子商取引を調査するエジソン・トレンズによると、プライムデー初日(15日)にアマゾンが売り上げた額は、ウォルマートとイーベイを合わせた額の10倍を超えた。プライムデー初日の売上高は昨年のプライムデー初日より53%多かったという。

アマゾンは17日、今年のプライムデー2日間の売上高はブラックフライデーとサイバーマンデーの合計をしのいだと発表。さらに、15日に登録したプライム会員の数は過去最高、16日もそれに近い数となり、2日間の登録数として過去最多を記録したと明らかにした。

コアサイト・リサーチは、プライムデーの米国内支出は合計58億ドル(約6300憶円)に達すると推計している。

原題:Amazon Brand Wins Most Prime Day Spending Despite Competition(抜粋)

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