【新】老舗からベンチャーへ転職。激動時代の「決断術」

2019/7/19
「今の会社にいつづけて、本当にいいのか?」。そんな葛藤を抱えながら、覚悟を決めかねて会社にとどまっているビジネスパーソンは少なくない。
もはや会社の中に活躍の場はなく、定年まで「消化試合」と化したミドルエイジ。時代やテクノロジーの変化で、会社ごと(ヘタをすれば業界ごと)消滅の危機に瀕している人々……。
このままではマズいと思いながらも、なかなか決断を下せないでいる人たちに、貴重な手掛かりとインスピレーションを与えてくれるのが、ずばり『決断』と題した、成毛眞氏の新刊だ。
同書において、成毛氏は大きな「決断」を果たした注目のビジネスパーソン4人と対談し(3人は会社を飛び出し、1人は会社にとどまる決断をした)、彼らの体験から数々の学びを引き出している。
今回はそのひとり、スマートニュースメディア研究所所長の瀬尾傑氏をゲストに迎え、「会社員の決断」をテーマに特別対談をお届けする。
成毛眞(なるけまこと)/1955年、北海道生まれ。実業家。1979年、中央大学商学部卒。自動車メーカー、アスキーなどを経て、86年マイクロソフト(株)に入社。1991年、同社代表取締役社長に就任。2000年に退社後、投資コンサルティング会社(株)インスパイアを設立、代表取締役社長に就任。2008年、取締役ファウンダーに。書評サイト「HONZ」を解説、代表を務める。早稲田大学ビジネススクール客員教授。
瀬尾傑(せおまさる)/1965年、兵庫県生まれ。スマートニュースメディア研究所所長。1988年、日経マグロウヒル社(現日経BP社)入社。経営企画室、『日経ビジネス』編集部を経て退職。1993年講談社入社。『月刊現代』『FRIDAY』『週刊現代』各編集部を経て、『現代ビジネス』創刊編集長、第一戦略部部長などを歴任。2018年、スマートニュースに入社。2019年、インターネットメディア協会理事長に就任。

「メディア人の体験談」は貴重