【秘話】なぜ、うまい棒は40年間も売れ続けているのか

2019/7/20
本の要約サイト「フライヤー」とコラボし、毎週土曜日に話題のビジネス本の要約をお届けする「10分読書」。短時間で本の中身を学ぶことができ、現代のビジネスパーソンにぴったりの内容になっている。
ぜひ、週末のひとときで新たな知識を手に入れてほしい。
誰もが一度は食べたことがある「うまい棒」ー。
全国の老若男女が愛してやまない、まさに「キング・オブ・駄菓子」と言って良い存在だ。
その人気とロングセラーの秘密を明かす本がいよいよ出版された。うまい棒の値段や種類、駄菓子の歴史や流通の仕組みなど、さまざまな点に注目し、魅力の源を探る。
うまい棒を製造する駄菓子のトータルプロデュース会社「やおきん」は、遊び心をとても大切にしているそう。「『面白い』と『おいしい』が同時にあってもいい」というのは社員の言葉だ。
その言葉通り「楽しさ」や「面白さ」を味わってもらおうと、パッケージの絵柄にまで、手間とコストをかけて工夫を続けているという。
そんな思いを本にも反映させている。
装丁は、うまい棒を彷彿(ほうふつ)とさせるにぎやかな彩り。めんたい味のパッケージから飛び出したメインキャラクターの「うまえもん」と「博士」の掛け合い漫才のようなやりとりには要注目だ。
気になった方はぜひ、書店に足を運んでほしい。
40年間も売れ続けるヒット商品を生み出したやおきんの、商売の秘訣を垣間見ることができる。お値段は10円……ではないが、うまい棒そのものと同じように、大変お得でおいしい1冊だ。

なぜ、ずっと1本10円なのか

皆さんは、何味のうまい棒がお好きだろうか?
人気のスリートップは、やはり「めんたい味」「チーズ味」「コーンポタージュ味」だそうだ。ちなみに、子どもには「コーンポタージュ味」が一番人気だとか。