[ブリュッセル 17日 ロイター] - 関係筋によると、米アマゾン・ドット・コム<AMZN.O>は、同社のサイト上で商品を販売する業者のデータをどのように利用しているかを巡り、欧州委員会から競争法(独占禁止法)に基づく調査を受ける可能性がある。

調査は数日中に開始される可能性があるという。

欧州委は昨年9月以降、小売り業者やメーカーを対象に聞き取り調査を実施。同委員会のベステアー委員(競争政策担当)は、自社サイトに販売業者を集め、販売業者のデータを利用して販売業者と競争している企業があり、問題だと発言している。

販売業者からは、アマゾンに自社商品を模倣され損害を被ったとの苦情が出ているという。

欧州委の調査については、米政治専門メディア「ポリティコ」が先週、最初に報じた。

欧州委のコメントはとれていない。

欧州委は、競争法に違反した企業に対し総売上高の10%までの制裁金を課すことが可能。