大株主もアスクル社長再任反対 事務機器のプラス、ヤフー側に
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注目のコメント
アスクル・岩田社長にとってはこれは厳しい…
ヤフーが41.67%、プラスが10.74%保有しているので、これで過半。岩田氏はライオンで10年超勤務後、プラスに入社してアスクル事業を立ち上げた。そのバックグランドがあるなかでプラスも再任反対についているというのが文脈として重要。
一方でプラスから生まれたものの、アスクルを創られたのは岩田社長。再任されなかったとして、企業体として創業者が変わるということで、その影響は計り知れない。
会社リリース:https://www.plus.co.jp/news/201907/0003747.html
今朝の報道
現代:https://newspicks.com/news/4059142
日経:https://newspicks.com/news/4059858
<追記>両社にとって一番の協業領域がロハコ。ただ上記日経記事でコメントしたが、ロハコという子会社はない状態。
また下記はロハコ専用の物流センターを2017年に作ったニュースだが、これが初めて。ほかにもロハコ専用の物流センターはあるかもしれないが、少なくとも全部が専用ではないと思う。その意味で、例えばヤフーがロハコ部分だけを買い取るといったことは、やるとすると業務プロセスをかなり変えないといけないし、今はアスクルとの兼用でコストを賄っているものを変えるという意味で、ロハコ事業にもアスクル事業にも影響を与える。ロハコだけ、というのはそんなに簡単ではないと思う。
https://netshop.impress.co.jp/node/4266
下記がアスクルの開示で、両社の間の質問状なども入っている。生々しく、敵対的なやりとり。見ていて少し寂しくなる…
https://pdf.irpocket.com/C0032/Uxy1/ddHX/sWqW.pdf
<追記終>アスクル筆頭株主のヤフーに加えて第2位株主のプラスもアスクルの岩田彰一郎社長の取締役再任に反対するヤフーの考えに賛同すると発表。
2社の合計持株比率は約57%。
それぞれの主張のどちらがアスクル企業価値向上に資するのかという点と着地方法に注目です。この話は大きいですね。新経営陣がどういう布陣になるのか、新体制でロハコを切り出すのか、切り出した後、アスクルはどうするのか。アスクルとしては現金をもらって2Bにフォーカスするのは悪くない気がします。
アスクル側のリリースが事情を説明しています。
https://www.release.tdnet.info/inbs/140120190717472817.pdf
この言い分、私はわかる気がします。要は派遣されてきた二人の取締役の役割が何だったのか、後任はどう決めるのか、ここを主要2株主はしっかり説明すべきではないかと思います。
伊藤忠ーデサントもそうですが、4割株主の振る舞いは議論を呼びますね。