[ソウル 16日 ロイター] - 日本が半導体材料の対韓輸出規制を強化する中、韓国のサムスン電子<005930.KS>とSKハイニックス<000660.KS>は、フッ化水素の供給確保を地元業者に要請した。供給業者が16日、明らかにした。生産障害を防ぐ考えだ。

韓国のフッ化水素メーカー、フースン<093370.KS>の関係者は、サムスンとSKハイニックスがほぼ連日、供給確保拡大に向け確認作業を続けているなどと明かした。

日本は今月、韓国向け半導体材料の輸出規制を強化すると発表した。エレクトロニクスや半導体製造用の材料で日本製品のシェアが高いフッ化ポリイミド、レジスト、フッ化水素の3品目について、包括輸出許可制度の対象から外し、個別に輸出許可申請を求める。これまでは3品目に関する韓国への輸出手続きでは、簡略化する優遇措置が採用されていた。