韓国、中国からフッ化水素調達か 日本の規制強化対象
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注目のコメント
THAADミサイル配備などもあり、結局自国で作らない限りはなんかあったときに喉元にナイフ突き付けられている状況は変わらない。
そもそも調達しても代替できるレベルなのかは分からないが…あと、韓国の半導体メーカーといってもSamsungやHynixのような大きいところから小さいところまであるわけで。引き続き経過観察。
7月13日日経『半導体供給網に見直し懸念 日本の存在感低下も』
(森田化学はまだ輸出許可が出ておらず韓国向け供給が止まった)
https://newspicks.com/news/4049979
7月14日時事『サムスン、規制材料の物量確保か=半導体生産障害、当面回避と報道』
(韓国の聯合ニュースの報道、ただ別報道でSamsungが否定しているという話もコメント欄で指摘されている)
https://newspicks.com/news/4053077フッ化水素酸は中国にも韓国にも結構あります。
蛍石と硫酸を反応させて製造しますが、蛍石は中国や内モンゴル、南アに偏在しており日本ではほぼ取れないので基本的に輸入しています。高純度化することにハードルの高さはあるものの、フッ化水素のメイン需要である冷媒は年々減少しているので、この規制は日本の産業の首を絞める結果になりそうな気が…
追記ですが、
高純度ではありませんがフッ化水素はリチウムイオン電池の原料でもあります(電解液、負極バインダー等)。そしてリチウムイオン電池の生みの親の日本の力は日に日に弱っており、アジアでは中国韓国が大きく台頭しています。
高純度フッ酸と普通のフッ酸も、基本的に原料は同じですが(両方製造している某国のメーカー視察も行きました)、経済原理的に高くて多く買ってくれる所に当然モノは流れるわけで、日本は過去30年物価がほぼ上がっておらずマーケットはシュリンクするばかり。中国は真逆、韓国は今回の件でBCPの観点から多少高値でも調達検討の方針でしょうから、日本の長期安定調達の観点からも今回の施策は個人的には反対意見です。日本のフッ化水素が世界シェアの9割を占めているのはその品質と価格、そして供給量のバランスから。リスクヘッジとして他国に手を伸ばすのは自然な流れかもしれないが、配分にはご注意を。まぁそんなことは百も承知で、今日明日が見えない企業が仕入れているのでしょう。他山の石として他社の注目の的ですね。