京都大学iPS細胞研究所と武田薬品が創製した初のiPS細胞由来CAR-T細胞療法 臨床試験に向けた新たなプログラムを開始
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4年ほどプログラムの最初からずっとiPS細胞研究所(CiRA)側のチームとして関わってきたT-CiRAプログラム(TakedaとiPS細胞研究所の共同研究プログラム)のプレスリリースがでました。
当初からのT-CiRAの契約条件に従い、CiRAは武田薬品工業から開発の進捗や承認に対応したマイルストーン収入を得ます。2021年の first-in-human (FIH)試験実現に向け、iCARTプログラムを開始します。
iCARTプログラムが目指すのは、患者さんの血液から取り出したT細胞に遺伝子改変により製造するオーダーメイドの現行のCAR-T療法とは異なり、iPS細胞研究所の再生医療用iPS細胞ストックをもとにしたクローンを用いた「iPS細胞由来他家のCAR-T療法」です。一種類のiPS細胞由来の均一な細胞製剤を大量生産することを目指しており、現行のCAR-T療法よりも低価格で患者さんに届けることも目指しています。
臨床試験までの製造と安全性(有効性)の確認が次のステップとなります。
中のものとしては一つのシーズが「学in産型」の新しい産学連携のモデルから、製薬企業へ再生医療製品がシーズとして、まず導出されたということで大変感慨深いです。