10代の自殺、学校起因が最多 政府白書「対策見直しを」
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10代の自殺、一番多いのが学校起因だということですが、
実はこの結果は今年に限ったものではありません。
ここ数年の数値を見ると、小・中・高・大ともに、子ども・若者たちは学校という場所に紐付いたことが理由で命を絶っているケースが最多という統計が出ています。
学業不振に、進路の悩み…。
10代で見た時に学校起因が最多となるのは、実はわかりやすく自然なことなんですよね…。
小・中学生にとっては、家庭と学校の場が生活のほとんど。
親の手助けを受けながら、成長していく年齢です。
この年齢層の自殺の起因は、学業不振の次にくる理由が、家族の叱責。
自殺起因は学校と家庭の二種類が上がっています。
その後、成長を重ね、高校生・大学生になると、親元から離れる子どもも。
家庭が嫌だと思えば、家庭から距離を置くこともできる年齢になってきます。
すると、生活の中心になってくるのは、学校になってきます。
この年齢でも自殺の起因となってくる理由のトップは学業不振。
その他、この年齢になると、進路への悩みも出てきて、こちらも自殺起因理由に上がっています。
この統計から見ると、学校が自殺の起因最多となってしまうのも仕方がないのかな…と。
彼らにとって、生活の中心である場が苦しいものになってしまっていて「逃げ場がない」状況に追い込まれてしまっているのかもしれません。
子どもや若者にとっての『逃げ場』は何なのか…。
現社会なら情報社会であるインターネット…?
いずれにしても、失うべきでない命がこの世からなくなっているのは間違いないことで、どうするべきかを考えることこそが課題です。学校という世界が、その子にとってほぼすべてなのか、関係性や居場所の小さなひとつでしかないのかでずいぶん変わりそうだけれど、自分を振り返ると、学校以外の世界がどれだけあったかというと、部活を含めてほぼ学校(と家庭)だった気がする。
学校がよい場になることは重要だが、自宅と学校以外の世界がどこまで作れるかというチャレンジが重要ではないか。学校に対策を求めるということは、担任教諭に「何とかしろ」と言う指示ですよね。
ただでさえ過重労働が叫ばれていく教師の皆さんに、これ以上重圧をかけてどうするのでしょう?
中学生高校生にとっての友人関係は、学校環境よりはるかに比重が多いです。
いくら担任教師がホームルームや授業で熱弁をふるっても、子供にしてみれば無関係なオトナの言う事。
それより、イジメや人間関係の方がよっぽど子供の心に影響を及ぼします。
(私達でも、直属の上司より普段一緒に働いている同僚に嫌な人がいる方がダメージ大きいですよね?)
そろそろ、理想論を振りかざすのはやめてもらいたいです。