岐路に立つ良品計画、成長の鍵は店舗大型化と値下げ-松崎社長
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簡素で品質の良い生活用品という無印良品のコンセプトは、多くのフォロワーを生んだ。これはかつての日本でも同様だった。しかし無印良品は「愛着仕様」「私と生活」などの大手スーパー系ライバルを簡単に蹴散らした。
しかし、今の中国市場では、そう簡単にいきそうもない。記事にある「網易厳選」のネットイースは、越境Eコマースでは扱い高ナンバーワン企業であり、海外商品の調達力に優れている。またスマホのシャオミも「小米有品」というブランドに力を入れ、一部商品では大きな成果を上げている。
さらに上場のうわさされるメイソーも強力だ。パステルカラーの無印良品という感覚で、これは市場に新鮮さをもたらしている。売場管理力もある。ローティーンを含む若い女性の支持もある。当面成長に陰りはなさそうだ。
このように競合は厳しくなる一方だ。値下げはすでに数年前から継続していて、すでに即効性はない。残りは店舗の大型化だが、中国勢がブランド価値を上げていくなかで、費用対効果はどうか。しばらく中国の無印良品には、いばらの道が続きそうである。課題が浮き彫りになった良品計画のQ1決算。
https://newspicks.com/news/4042169?ref=user_130194
これを踏まえたインタビューだと思いますが、スケールメリットを売価に還元するというのはその通りだと思いますが、むしろブランド品として商品を磨き直すベクトルが必要だと最近感じます。第1の懸念としてキーワードである地産地消が単なる原価削減による品質とブランド力の低下に繋がらないか、お客様が求めている日本発の香りの低下を招かないかが気になる。
次に競合の台頭、消費者がブランドを意識しない時代をチャンスと捉えているようだが、MUJIは既に立派なブランドであることを意識しておかないと、お客様の選択肢にすら上がらない可能性がある。
新しい価値を打ち出す勇気、ブランドを再定義、再構築していくくらいの取り組み、そしていよいよ脱小売業を目指すような取り組みが必要だと思います。
メジャープレイヤーと市場シェア争いはやめて、「もう物は作らない」くらいのスタンスで、ベンチャーを育成したり、社会課題を解決していくプロデューサー業へとチャネルシフトした方が良い。
製造小売業から徐々に脱却する最初の成功事例になってほしいなと思ってます。