日本企業からイノベーションが起きない、 喜劇的だが本質的な理由
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リーンスタートアップ、Job To Be Done、デザインシンキング、BMCなどなどイノベーションを起こすためのフレームワークは存在します。しかし、これをやればイノベーションを起こせると約束されたわけではなく、それ以外の方法ではイノベーションは起こせないと言っているわけでもありませんね。起こしやすいフレームワークという位置づけです。しかし、多くの企業はその本質を理解せず昔ながらのアプローチで、「なぜイノベーションが起こせないんだ?」なんて騒いでいます。Conscious problemを今まで存在していた製品・サービスの改善・機能アップで解こうとしているだけのアプローチから解放できない企業は、難しいでしょう。愚直に新しい考え方を実行していくことが早道でしょう。
その典型が、文中にある「事業が生み出す経済価値の大きさは…事前に確定的に予測することはできません」や「失敗が許されない人事制度が壁になっている」ですね。ビジネスプランを出せと騒ぐ上司、早く成果を出せと騒ぐ上司のもとではイノベーションは起こせないし、優秀な人材は流出するのは明らかです。
しかし、会社は変われるのです。特にこれらの文化が根強い大企業は、本質的にキャッシュが豊富、人材が豊富という大きな強みがあるわけですから、イノベーションを起こしやすい環境・文化改革…さえできれば大きく飛躍できると確信します。経営陣の理解が必要不可欠です。#山口周 さん「イノベーションは課題にはなり得ません。なぜなら課題を解決するための手段がイノベーションだからです」。マルクス・アウレリウス「善い人間についての議論はもう終わりにして、そろそろ善い人間になったらどうだ?」