行き過ぎた成果主義…かんぽ、営業表彰式を中止
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注目のコメント
行き過ぎたノルマと営業手法を改めるべきで、
営業表彰式をやめてほしいわけではない。
このあたりの本末転倒感、問題の本質の捉え方と
課題解決方法を見誤ることなく、営業の方が健全な手法で
売上を獲得し、それを評価する組織になってもらいたいですね。「行き過ぎた成果主義」などと、何を指すか分からない表現で真因をあいまいにする低品質の記事だと思います。たぶん書いた記者は成果主義がキライな人でしょう。民営化されたこれらの企業の行動規範がどうなっているのか、コンプライアンス、顧客満足度、などに対してどのように社員を教育しているか、マネージメントがどのように率先して遵守し、規範となっているか、突っ込んだ取材をするのが記者ではないですか?
立場の強い者が強気の販売計画を作り、階層が下になればなるほど無理を強いられるという構図。
かんぽ生命の話ではなく一般的な話として、平成という時代でさえ終わったのですから、そろそろ「ノルマ」などという昭和的な呼称はパワハラの1形態だと認識しましょう。営業部門のイベントなどで連呼する「死ぬまで諦めるな」等の圧迫スローガンもやめましょう。
経営側やマネジメント側が組織の事業計画の中でどのように差配をすれば計画どおりになるかを考える方式に改めるべきです。少なくとも従業員個人のレベルでは、プラチナレベルとかゴールドレベル、ブラックレベルといったように、結果のみを単なる共通の指標で測定して、レベルに応じた報酬を与えるだけでいい。
ノルマは達成できなかった従業員を上からのパワハラで叩くためにあるのではなく、達成度で社員の能力やパフォーマンスを冷静に見極めるためのもの。担当配置や処遇に反映させていくことによって、組織全体の生産性を最大化していくためのものです。単なるモノサシであり、公平で冷静な運用がなされている限り不正に走るほどの精神的なゆがみをもたらすことはなく、正常に機能します。
そもそも営業の成果は不確実性を伴うものですので、経費の予算のように何がなんでも全員が達成しなければならない類いのものではなく、達成する人とできない人の比率を想定しておくべきものです。
多くの人が不正をするほどの精神的な動機を持っていたのなら、ほぼ全員が達成不可能なノルマだったことに加え、何がなんでも全員が達成しなければならないという指導がなされていたことの裏返しです。つまり、そこにパワハラまがいの圧力、言い換えれば「逃げ場のない圧力」がかかっていたということです。
年賀ハガキの販売だって、計画どおりに売れなかったのか、キャンペーン締切日の日も暮れようとしている寒空の中、必死に声を出して売ろうとしている局員さんを見かけます。いつも切なくなります。