インドの教育系スタートアップ「Byju’s」が160億円調達し海外へ
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先週登壇させて頂いたインドで開かれた教育世界会議、World Education Congress 2019ではデジタル・シティズンシップが大きなトピックでした。
教育市場でもリープフロッグ現象が起こっています。Byju’s はザッカーバーグの財団やセコイアも出資するインドでは著名なスターアップ。ただし昨今は実店舗展開を積極化しており、インド版くもん的なポジショニングとオンラインストリーミング教育のOMOハイブリッドな事業です。
インドスタートアップでプログレスがあるところはホテルのOYOやライドシェアのOla、少し前はレストラン検索のZomatoなど海外展開を積極化するところが少なくないですが、エデュテックは一般にローカル性があり各国にローカルプレイヤーもいるので、簡単ではないと思います。市場としてのインドではなく、起業家タレントプールとしてのインド。
グローバル市場を狙うということですので、巨大人口を背景に成長ストーリーを描く、いわゆる「インドスタートアップ」では無いと思います。
シリコンバレーにもインド人は沢山いて、多くのスタートアップが立ち上がっていますが、インドのベンチャーエコシステムが成熟してきたことで、これからは「インド発グローバル」なスタートアップが増えると予想。IT人材が豊富な上に、英語ネイティブなためグローバル化が容易。