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J&Jに刑事捜査、パウダー製品の発がんリスク故意に否定か-関係者

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    マウントサイナイ大学 アシスタントプロフェッサー

    タルクを原料とした製品の発がん性について、私の知る限りで解説します。

    タルクは、化粧品パウダーや黒板に物を書くためのチョークなどに用いられている鉱物です。そしてこれが、J&Jのベビーパウダーにも用いられてきました。タルク自体の発がん性は明らかではありませんが、タルクを採取した際に、同じ鉱物であるアスベストが混入してしまい、このアスベストが混入したまま製品化されてしまうと発がん性が問題になります。

    アスベストは、石綿と呼ばれる物質で、加工しやすく断熱性などに優れることから、古くから建材として用いられてきました。しかし、その後、石綿に暴露した方で肺がんや中皮腫と呼ばれるがんが増加することが相次いで報告され、現在は発がん性が高い物質として建材に用いることが禁止されています。また、多くの公共施設でそれが発覚した場合には建て直しを余儀なくされました。

    また、化粧品などでタルクを用いる場合には、多量のアスベストの混入がないかを検査されてから、製品に用いられています。

    今回問題になっているのは、J&Jのベビーパウダーの使用者に中皮腫などのがんが生じたという報告が相次いだことです。中皮腫は比較的珍しいがんで、アスベストと密接に関連があること、現在の建造物にアスベストが使用されていることは珍しいこと、患者が建築などに携わらない女性で他にリスクがないことなどから、訴訟に至っているようです。

    最も問題視されているのは、J&Jが、製品にアスベストが混入していた可能性があったにもかかわらず適切に対処せず隠蔽していたのではないかということだと思います。

    訴訟の例のような個人の報告から因果関係を証明することは不可能に近いことですが、これまでの製品、製造過程や調査結果などの精査により、アスベストが混入していた可能性とその隠蔽の証拠があるか、ということが捜査の焦点になりそうです。


  • ユーザベース SPEEDAアナリスト

    J&Jのタルク関連の疑義は、ここ数年訴訟などで論点となっている。タルクのなかにアスベストが混入し、ガンになったというもの。
    ①は2018年12月のReuters報道で、②はその際のJ&Jの反対声明文。アスベストは含まれていないことが各国規制当局の様々なテストで立証されていて、またタルク自体はガンなどアスベスト関連の病気には関係していないと様々な論文で立証されているというのがJ&J側の主張。一方で報道では社内の研究者がガンなどのリスクを認識して経営幹部にも伝えていたとある。
    興味がある方は今回のBloomberg報道の原文も是非(③)。経営幹部がタルクにアスベストが一部含まれていたのを知っているのではないか、そのうえで虚偽の声明を出していたのではないかという点が論点の模様。
    https://newspicks.com/news/3534262
    http://bit.ly/2GfxMzN
    https://bloom.bg/32mjlAQ


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    証券アナリスト

    きちんと調べて見なければなりませんが、JNJのパウダーに関して刑事捜査というのは確かに新しい話という気がしました。


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