[パリ 12日 ロイター] - 仏自動車大手ルノー<RENA.PA>は12日、ルノー・日産自動車<7201.T>連合の監査報告書を国内の検察当局に提出したことを明らかにした。

監査は会計事務所マザーが担当した。日産とルノーの統括会社、ルノー・日産BV(RNBV)を巡っては、日産元会長のカルロス・ゴーン被告がRNBVの会長を兼務していた際、RNBVからゴーン氏に1100万ユーロ(1240万ドル)相当が不正に支払われた疑いが持たれている。

仏当局は先週以降、パリ郊外にあるルノー本社への家宅捜索を実施。ルノーは声明で「当局の捜査に完全に協力している」と述べた。