ECB、景気上向かなければ数週間以内に追加策検討=伊中銀総裁
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昨日公表されたECBの6月の政策理事会の議事要旨によれば、メンバーの間で、景気減速が(仮に米中間の貿易摩擦に妥協が成立したとしても)短期には止まらないことへの懸念が示されたようです。
その意味では、ビスコ総裁が言及するまでもなく、利下げの蓋然性も相応にあるように思います。
ただし、物価は技術的な要因もあってむしろやや加速することも考えられるだけに、市場とのコミュニケーションの点では若干の工夫も必要です。同じく議事要旨が示唆するように、物価と景気のバランスをとったアプローチに移行するとか、オーバーシュート型のコミットメントを行うと言った工夫が考えられます。