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ハンセン病は、結核菌の家族、Mycobacterium lepraeという菌による感染症です。無治療の患者さんとの頻繁の接触により感染が起こると言われていますが、その感染力は弱く、また感染しても多くの方が病気を発症しない、比較的穏やかな菌です。

しかし、一度発症し進行すると、皮膚や神経に症状を出し、外見に影響が出るため、人々におそれられ、あるいは呪いなどと捉えられて、隔離政策や差別にもつながってしまいました。

感染力が低いと十分認識され、根治療法が存在するいま、患者数は極端に減少し、それは無関心へと変遷しつつあります。根治して感染する可能性が全くない元患者さんたちは、歴史的な深い隔たりから、人と離れた療養所で生活をされている方が数多くいます。つまり、この話はすでに終わった「過去」についてではなく、現在進行形です。

私も療養所に神輿を担ぎに行ったり、お話を伺いにいったことがありますが、患者さんが当時のことをとても冷静に話されていたのが印象的でした。私には想像もできないほどの苦しみや悲しみがあったはずで、もしかするとそれは今もそうなのかもしれません。これは、金銭や謝罪では決して解決することのないものですが、そのような傷が少しでも埋まることにつながれば、と願います。
2001年の時の声明に比べて、やや文章が硬いように感じます。それは当時の福田官房長官が高揚を隠さずに読み上げたのに比べ、菅官房長官(「安定のガースー」と呼ばれたこともありました)は抑揚の少ない読み上げ方だったことも影響しているのかも知れません。首相はその分、面会の際は血の通った自分の言葉で語りかけてほしいと思います。控訴せず、謝罪の表明、そして面会。いい判断をしたと思います。
首相談話とともに閣議決定された政府声明では、「判決には、次のような国家賠償法、民法の解釈の根幹に関わる法律上の問題点がある」と明記し、問題点を列挙しています。

https://digital.asahi.com/articles/ASM7D3JM2M7DULFA006.html
本件自体にコメントできる立場にはないのですが、神谷美恵子が長島愛生園(国立のハンセン病療養所)での経験をもとに綴った『生きがいについて』は人生に大きな影響を与えました。ぜひご一読を。
安倍首相は談話で、ハンセン病元患者家族に対し「政府として深く反省し、心からおわび申し上げます」と表明しました。

追記)
国立の療養所はどこも穏やかな時間が流れていますが、香川県の大島青松園は、瀬戸内国際芸術祭の舞台になっています。
元患者で、高見順賞を受賞された詩人の故塔和子さんの詩は胸を打ちます。
https://k-ijishinpo.jp/old/article/2018/201809/004224.html
さすがです。