App Storeからの「Music FM」追放を--日本レコード協会やLINEらがアップルに要望書
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出ましたね。「音楽版の漫画村」等とも呼ばれる「Music FM」。漫画村と違う点はアプリなので、AppStore等プラットフォーマー審査による取締りが可能な点と、すでに著作権法で音楽に関してはダウンロード違法化が実現している点です(それでもこういうものが出ていること自体が海賊版対策になっていないことの証左なのですが…)。
一方で、アプリ審査があるといえ、「Music FM」は投稿型のサービスの体裁を取っているので、記事中にもあるように、審査段階では中身のコンテンツがなかったり、あったとしても違法なものではなかったり、別会社で申請していたり等の理由で、審査側も手を焼いていると指摘されています。
ということで、何が言いたいかというと、アプリ・プラットフォーマーに対する要望というアプローチはこの問題に対して、(手軽に取れる手段としては)一つの方策ではある。一方で、Appleがこれを斟酌するか/できるかはわからないので、依然として別の対策も検討していくべきということでしょう。
この問題は、過日のダウンロード違法化拡大法案騒動の改正法案に含まれていたリーチサイト/リーチアプリ規制にかかる部分で、今回の要望書は音楽産業として法改正の機運を高めていく狼煙と見てよいでしょう(個人的にはダウンロード違法化とは異なり、必要な議論だと思っています)。
もちろん、音楽業界としては法改正(のロビイング)ありきでなく、最近も少し話題になっていた国内アーティストの正規サブスク参入を促す、無料プランの拡充、支払手段の多様化といった、より良い正規サービスに向けた努力を進めていただくことがもっとも実効的な海賊版対策になると思います。つい先日、音楽がゼロから作られていく過程をすべて見学させてもらいました。
詳細はnoteで。
https://note.mu/spotlight_woody/n/nef947333e758
一曲が生み出されていく過程は、本当に感動しました。産みの苦しみとしては、子どもが生まれてくるのに立ち会ったくらい感動しました(立ち会ったことありませんが)
全てを(MIX作業とかも)一人でやっている人は少ないので、一曲作られるのには多くの人が絡み、お金がかかっています。
これは、当人やその感動に立ち会った人にしか分からないことかもしれないけど、無料で出回ると言うのは、自分の子どもが酷い扱いを受けているようなものです。
たしかにこれからのビジネスモデルとして、音楽は安価で提供し、別のところで収入を得ていくと言うのは当たり前になると思いますが、リスナーには一曲一曲を大事に聴いてもらいたいなと思います。
作り手の想いをしっかりと受け止めて欲しいし、届ける事が仕事の僕は、クリエイター達の作品を大事にしっかりと届けていきたいと思いました。若者に人気の違法音楽アプリ「Music FM」のストア追放を求める要望書を、日本レコード協会やAWA、LINE MUSICなどがアップルに提出。イタチごっこではありますが、実際に漫画村がなくなったように訴え続けることは大切。