FB仮想通貨リブラ、懸念対処まで導入すべきでない=FRB議長
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注目のコメント
内容を見ると、「リブラは、プライバシー問題や資金洗浄、消費者保護、金融安定性などに絡み、多くの深刻な懸念をもたらす」と発言しています。「こうした懸念に徹底的かつ公に対処すべき」とも。
「フェイスブックがマネーロンダリング(資金洗浄)などへの対処が幅広く認められるまで、リブラは前進できないと考える」というコメントが「深刻な懸念」が対処されるまで前進させるべきではないと言明した、という内容になるのが不明です。Libraどうなりますかね。
岩田さんの記事ならびに、Nakajima Naotoさんのコメントが、それぞれ非常に芯を喰っていると思います。
ご興味ある方々は、是非ご覧になってください。
【参考記事:なぜLibraと国家権力はいずれ衝突するのか】
https://bit.ly/2LTxdfY
以下、自分なりのポイント解説です。
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1. 大前提として、暗号通貨はフィアット(法定通貨)を駆逐できない
フィアットには、
「『金利』の仕組みがうまく機能している」「主要列強国が、フィアットで納税しなければならないルールを強いている」
という特徴があります。
この観点だけでも、暗号通貨はフィアットを駆逐する存在にはなり得ません。
下記記事でのコメントも、ご覧ください。
https://bit.ly/32gzCqV
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2. Libraの主要利用手段は「送金」になりそう
既にお二方も触れられていますが、主要利用手段は「送金」となるでしょう。
踏まえ、「国家は法定通貨以上に(Libraの)流動性が高くなることを嫌う」し、「銀行は送金における手数料収益が減少することを嫌う」ので、そりゃ非歓迎モードになる、という話です。
また、Libraのブロックチェーンの仕組みは「パブリック型チェーン」ではなく「コンソーシアム型チェーン」になり、これはビットコイン(※パブリック型チェーン)の仕組みと大きく異なります。
ここを理解することが肝要です。
【参考記事:「コンソーシアムチェーン」とは】
https://bit.ly/2XCTh0F
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3. 価格ステーブルに運用されるのか(価格は安定するのか)?
Libraは、「通貨バスケット」のメカニズムを活用した「ステーブルコインである(価格安定している)」ことが特徴です。
本当ならば、送金手段としてはかなり利用されるポテンシャルを感じます。
ですが、識者はかなり本件、懐疑的な状況のようです。
(※このあたりは、岩田さんの記事にて詳しく説明されております。)
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4. その他付加価値
以前下記記事にもコメントしましたが、Libraによる送金以外の付加価値、例えば「広告収益がユーザに還元される」ようなこともセットで可能になると面白い、と思います。
https://bit.ly/2XUguzL
-----Microsoftが司法当局対応(独禁法)で一時期
イノベーションを生み出せなくなったように
Facebookやリブラも司法当局対応で
ありきたりなものになってしまいそう、、
米司法省、Microsoftとの12年にわたる独禁法訴訟の終結を発表
https://www.itmedia.co.jp/news/articles/1105/13/news071.html