アップル退社 アイブ氏が覆したモノづくりの常識
日経ビジネス
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注目のコメント
Industrial Designが日本企業の特に素材メーカーや工作機械メーカーへ与えた影響を推しはかるには良い記事。
具体的にはアルミの切削加工やアルミ自体の素材についての言及があるが、まさにアルミであれば、日本企業も相当に納入している。(例えば、UACJなど)
切削加工機ではFUNUCのロボドリルだし、こうしたIndustrial Designの人たちのこだわりがiPhoneの唯一無二性を高めたし、多くの人が無茶だろう、と思う素材の採用や装置の普及を進めてきて更にそれがトレンドとなっていったわけだ。アルミ筐体がここまでスマホで普及していったのは間違いなく、ジョナサン・アイブの影響はあるわけで。
(その後、5G時代にはアルミは電波の都合、筐体として適さなくなってきており、iPhone8でもガラス筐体が採用されているわけですが。このガラスはジョブズのこだわりによってコーニングのゴリラガラスが採用されたのは有名な話。)
今後、こうしたジョブズやアイブの影響を脱していった時に果たしてどういうデザイントレンドを作り出せるのか。スマホもPCも、切削加工による金属筐体は今は高価格帯のモデルでは必須。最初にEMSが大量にドリルを導入していると聞いた時(FANUCだけでなく、牧野フライスもかなり入っていたと思う)、何事かとおもった。そして完成した製品は、この上なく美しかった。
記事やRikiさんのコメントにあるような、無茶だと思われるものでも拘りをもってやったからこそ、今は一般的になった。そういったデザインが、今後どれだけ出てくるだろうか。