なぜエストニアは「電子国家の中身」を公開したのか
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エストニアの歴史はとても哀しいものです。
実際にタリンに行って現地の歴史博物館に行った時、支配する国が変わるごとに、使う貨幣が変わるということに純粋に衝撃を受けて帰ってきました。
「システムは信用できるけれども人は信用できない」というのは、実際に行って見ると肌で感じるものでした。
エストニアは、いつ再びロシアに支配されるか?が最大のリスクであり、その意味で、電子国家を自己増殖させてしまってロシアの手に負えないくらい巨大にすることでロシアに対抗出来ると考えたのではないでしょうか?
ところで、昨年タリンにべったり滞在した私は、「いまからタリンの中央市場の肉屋さんに行って、ソーセージを買ってきてください」の方が簡単です(笑)
https://youcanknowit-tech.com/2018/06/27/エストニア-%ef%bc%a0money20-20-europe/
エストニアについては詳しくブログ書いています。これは素晴らしい仕組みです。
そもそものことですが、国民のお金(税金)で開発されているシステムはできるだけオープンソース化すべきです。みんなが読めるわけではありませんが、国は税金の使い方に説明責任があります(透明性)。ブラックボックス化するのは行かないんです。
そして、記事に書いてある通り、「デジタル官民連携」、「相互運用性」を高めることが出来てより便利な毎日をみんなで作れます。
さあ、ほとんど使われていないマイナンバーシステムの公開は?
きっと便利で実際に使える仕組みが生まれてきますね。少し前にTwitterでも話題になっていたエストニアのオープンソース化戦略について執筆しました。
彼らがオープンなのはデジタルに限った話ではなくて、実際の人間関係でも、自国民・外国人関係なく受け入れてくれる方が多いです。スタートアップのみならず政府が外国人人材を多く受け入れて、世界にインパクトを与えるような取り組みを次々と展開している姿は、現地で見ていても痺れるものがあります。
記事本編では、オープンソース化踏み切った理由として、3つのキーワードを抽出して解説しています。是非、ご笑覧ください。