WeWork、利益にはほど遠い ── 1時間に3000万円の赤字
・コワーキングスペースを提供するWeWorkの企業評価額は470億ドル、だが同社はお金を失い続けている。 ・同社は1時間あたり、約3000万円を失っている。2018年、WeWorkは損失、売り上げ、ともに倍増し、純損失は19億ドル、売上高は18億ドルとなった。 ・IPOに向け同社は、巨額の損失にもか...
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以下、コメントで「分からん」ということをひたすら述べている記事たちです
https://newspicks.com/news/2400454
https://newspicks.com/news/2281915
【追記】
良く読まれているようなので追記しますが、上の2つ目の記事のコメントに書いたように、唯一あるとすれば、入居者の「ネットワーク」を何らかの形でマネタイズするようなモデルになること。何かはありそうな気はしますがまだ具体的にはないですよね。。。
資金調達すると、落下スピードがゆっくりになるのではなく、地面が遠ざかるだけなので落下スピードは変わりません。w
最終的には飛行機が出来上がらないと、つまり、事業が成功しビジネスのエコノミクスが成立しないと、どっちにせよ地面に墜落するのです。成立すれば、大空に羽ばたけますね!
Weworkが狙っているマーケットは、コワーキングスペースではなく、「データに基づいたオフィス最適化」
孫さんの投資先との共通点としては、不動産業を革新しようとしているOYOに近い印象。
参考記事
↓
【ビッグデータとオフィス】データを制する者がオフィスを制する時代へ
https://www.workersresort.com/jp/technology/cognitive-building1/
現在はデータを蓄積+コミュニティ構築からの認知形成をしているフェーズ。
なので下記のようなマーケティング戦略を行なっている。
▼現状のマーケティング戦略ポイント
・ハイタッチセールスで、名だたる企業がWeWorkにオフィスを構える→インキュベーションの中心地というブランド確立
・グローバルに広がるコミュニティ構築→ネットワーク効果により、成長企業が続々と入居
・強烈なカルチャーを組織内外に浸透させ、コミュニティに一体感を醸成
・データを蓄積して、データをもとにオフィス空間デザイン(新しいWeWork拠点をつくるコストは下げ続ける)
・ワークスタイルからライフスタイルへの拡張→(WeWorkタウンのレベルまで拡張するのではないかという仮説)
以前にnote に分析記事を書いてます。
https://note.mu/tomokikurosawa/n/na5dcf96bfd56
WeWorksは確かにブランディングは大成功しているのですが、あれだけ贅沢な環境を安価に与えて、儲かる方が不思議に感じます。場所だけでなく、利用者同士のネットワーキングやインナーコミュニティなどにも価値があると思いますが、こういったコラボレーションを活性化させる付加価値を増やして、そこからも対価を頂くなど、新しい収益期限がほしいですね。
ソース:https://www.theinformation.com/articles/is-wework-worth-47-billion-not-even-close-say-some-investors
もし前者な場合に類似会社として真っ先に参照されるのはRegusを運営するIWG。2018年は売上£2,6bnで黒字(EBITDAが£390m)ですが、時価総額は£3bn。WeWorkの$49bnとは大きな隔たりがありますね。
不動産を長期リースしながら、利用が短期テナントというアセットとライアビリティのミスマッチ。リスクは不動産会社そのものです。コミュニティ要素やデータ価値など、既存の不動産会社にないテック要素もあるが、不動産会社のバリュエーションから切り離して評価するのは、さすがに無理がある気がします。
既存店のエコノミクスが成立していないなら大きな問題ですが、さすがに全店ということはないでしょう。それならそもそも資金が集まらなかったはず。
赤字の構造を明らかにしないことには議論も何もないですね。
Net企業には提供できないリアルなオフィスという媒体とテクノロジーを掛け合わせて他社が出来ない”何か”を提供しようとしているのでしょう。
ただ、実際はAmazonのリアル店舗事業を見ればわかる通り、リアルとバーチャルの垣根は無くなってきていますので、この競争に勝つためには、目の前の黒字よりも早期に競争優位を確立する事が重要だとCEOも投資家も判断しているのではないでしょうか。
僕もお金集めしなくちゃいけない立場なので、色々刺激を受けます。