(ブルームバーグ): ソフトバンクとKDDIは3日、両社が保有する基地局資産を相互利用することで合意した。地方における第5世代移動通信システム(5G)のネットワークの早期整備を共同で進める。

5Gのネットワークは高い周波数帯を使うため、全国的な整備には膨大な数の基地局の設置に加え、長期間の工事と多額の投資が必要。総務省は6月に公表したICTインフラ地域展開マスタープランで、2024年度以降の整備が見込まれる5G基地局について2割以上を23年度末までに前倒しすることを求めていた。

両社は工事設計や施工管理などを進めるため、共同施工管理会社の設立を視野に入れている。まず準備室を設置した上で今秋から北海道旭川市、千葉県成田市、広島県福山市で共同実証に取り組み、ネットワークの品質向上効果や地方での整備期間の短縮効果などを検証する。

NTTドコモの参加について、ソフトバンク広報担当の中垣直之氏は「現時点ではないが、要望があれば協議に応じる」と述べた。

--取材協力:黄恂恂.

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