ファッションサブスクの「メチャカリ」が有料会員1万3000人突破 競合サービスとの違いは?
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やっと黒字化しました。想定より早かった。顧客層の分布が面白いので紹介します。まず18歳。高校生から大学生の変化。毎日、制服とユニフォームを着ていた高校生が完全に私服になる瞬間に頼られている。次は22歳。大学生からOL。普段はカジュアルなのに、仕事では清楚を求められる。そんな時、頼られている。最後に32歳。結婚して第一子。生活に倹約という概念が入る時、頼られている。人生の岐路に寄り添えている事は有難いです。本日のWBSにメチャカリ 紹介されます。
メチャカリのLPに利用シーンとして一番上に出てくるのが「オフィススタイル」。
おしゃれ好きな人でもオフィスカジュアルを求められるとモチベーションが下がるケースがあります。時間的・金銭的コストを抑えつつもそれっぽいコーデは担保したいというインサイトがあり、そこにうまくフィットしているものと考えられます。
既存ブランドを異なるインサイトに広げたという意味ではかなりストラテジックな一手。
オペレーションが完成して黒字も安定したら、高級バッグレンタルのラクサスさんのように「柄ものなど定番以外のアイテムは買うとなると気が引けるがレンタルなら使いたい」というおしゃれ層にも広げていくことができるものと思います。
そうやってユーザーポートフォリオが組めると在庫廃棄問題にも立ち向う際の打ち手も増える。
時間はかかるかもしれませんが、これからの展開も楽しみです。SPAメーカーのストライプが手がける定額ファッションレンタルサービス「メチャカリ」が単月黒字化とのこと。
この手のサービスの勝ち筋は、
・(今回のように) 自社(アパレルメーカー)の商品を利用していることで、圧倒的に仕入れコストが低い(二次流通含め)
・(人力のデザイナー/コーディネーターに加えて)AIのレコメンドエンジンを組み合わせることによりレコメンド精度向上&人件費を削減する
など、単純な定額レンタルサービスに加え、一歩工夫が必要だと思っています