【山崎元】あなたの老後資金は、結局いくら足りないのか?

2019/7/6
私たちは、結局のところ、老後に向けていくらためておけばいいのか。
各分野の論客が年金問題を語る「老後サバイバル」特集の最終回は、経済評論家の山崎元氏がこのテーマについて解説する。
山崎氏は、「老後2000万円不足」問題は、数字が大きく取り沙汰されているが、「2000万円」は気にしなくていい数字だと一蹴する。
老後に必要な資金は、当然ながら、人によって異なる。今回の記事では、一人一人に必要な貯蓄額を明らかにするための計算式と、資金の運用方法を紹介しながら、今から備える資産の考え方について学んでいく。
山崎 元(やまざき・はじめ)経済評論家。楽天証券経済研究所客員研究員。専門は資産運用。東京大学卒業後、三菱商事に入社。その後、野村投信、住友信託、メリルリンチ証券など12回の転職経験を持つ。資産運用に関する書籍や雑誌での連載を持つ。近書に『難しいことはわかりませんが、お金の増やし方を教えてください!』(文響社)、『人生を自由に生きたい人はこれだけ知っていればいい お金で損しないシンプルな真実』(朝日新聞出版)
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今回、一気に広まった、老後の夫婦の資金に「2000万円が必要」という言葉は、あくまでも平均的な無職の夫婦はこうだという一例を示したにすぎず、全員が当てはまる話ではありません。
麻生太郎財務大臣は、それを丁寧に説明すれば良かったのに、「この報告は不適切だ」と言って逃げようとしたから、おかしなことになりました。