科学的な知識なくビーガン奨励 インフルエンサーがもたらす危険
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ビーガンの一面的な捉えられ方に警鐘を鳴らす良い記事だと思います。
「野菜はビタミンが豊富」というセリフをよく耳にすると思いますが、正確には豊富なビタミンと欠けているビタミンがあります。つまり、「野菜にはビタミンが足りない」とも言える訳です。そんなセリフを聞いたことはありますか?広告というのはとても一面的なのです。
例えば、葉酸というビタミンは野菜がその大事な供給源ですが、ビタミンB12は野菜からは摂取できず、肉や魚に豊富に含まれるビタミンです。
このため、厳格なビーガンの方はビタミンB12のサプリメントを摂取し続けることが推奨されています。サプリメントの摂取がない場合、重度のビタミンB12欠乏症となるリスクが高くなり、危険です。結果として、貧血や亜急性連合性脊髄変性症という病気を引き起こしてしまいます。後者は呪文みたいに長い病名ですが、突然歩けなくなる、バランスが取れずにフラフラしてしまうといった症状をきたし、治療が遅れると後遺症を残します。
ビタミンB12は、血液や神経の健康を維持する大切なビタミンなのです。
ビーガンが宗教上、または何らかの信念に伴って選択されること自体に問題があるわけではありません。適切なビタミン補充により、健康は維持できるからです。ただ、インフルエンサーによる一面的な情報に安易に流されることは医療の世界では大変危険です。記事が警鐘を鳴らすように、物事にはベネフィットとリスクの両方があり、後者が隠されてしまったり、その対策が十分取られなかったりするからです。
溢れる健康情報の中から「これはいい!」と思ったら、その欠点やリスクについて一度立ち止まって考えてみる習慣が必要だと思います。あるいは友人やかかりつけの医師に相談して議論をしてみるのもいいでしょう。なぜなら、これはいいと思った瞬間に見えているのは、物事の一面でしかないからです。新しい情報を先に出さないと自身の価値も揺らぐ分、情報に一番振り回されやすいのもインフルエンサー。伝える立場という意味では、出版社や放送局が担っていた責任から無関係な訳はないのに。皆が今一度バランスを考えるべき事象。でもアン・ハサウェイは、かわいいから許しちゃうゾ
人は食べたものでできている、ということを実感する日々です。極端な食事制限に良いことはないので、きちんとバランスのとれた食事を心がけたいですね…
私の知人も、ベジタリアン&グルテンフリーの食生活をしていましたが健康上の理由で肉を食べるようになりました。健康に気をつけてベジタリアンになったはずだったけれど、やっぱりバランスのとれた食事が一番だったみたい。