G20、トランプ節に各国戦々恐々 2日目の見どころは
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プレスセンターを取材している日本のメディアによると、やはり今回のG20の最大の関心事は、今日の米中首脳会談のようです。
とりあえず、昨日はトランプ大統領は比較的大人しかったですね。中国の習主席は、アメリカ以外の国との友好的な演出に徹していました。
行き過ぎた保護主義の流れに楔を打てるのか?
共同宣言が出せるのか?にも注目したいです。
メルケルさんとメイ首相が参加されるのは最後になるのでしょうか?少し寂しいです。
追記
先程ブルームバーグ英語版で、G20終了後に韓国に行くトランプ大統領が、金正恩氏にちょっと挨拶をする為に、板門店に行くという速報が流れましたが、NPはまだ?自分が注目してるのは2点。
①安倍首相が議長国声明で「自由貿易の推進」と「パリ協定の順守と廃プラに関する新協定」を出せるか?
②米中首脳会談で周主席がトランプ大統領に「譲る」事が出来るか?
全ては交渉事です。
正直、「自由貿易主義の推進」に関して共同声明は厳しいかもしれません。
そこまで譲ることは、トランプ大統領が許さないでしょう。
であるなら、議長国声明までは認めてもらうしかないと思います。
それすらダメとなると…
*①に関しては、反対するのはトランプ大統領でしょう。
それが分かっていたからこそ、そうさせないために、これまで氏を厚遇してきたわけですから。
逆に言えば、今回、安倍首相に花を持たせてもらうために令和最初の国賓として先日の訪日があったはずで、それを潰されたら安倍首相のメンツは立たなくなるし、政府の外交能力を疑われるでしょう。
下手をすれば、それが一気に政局に進む可能性だってあります。
*②については、①を達成するために周氏との会談で来春の国賓待遇での訪問をチラつかせ、協力を要請したはずです。
もちろん、日本から中国への経済・外交面での何らかの協力もテーブルには載せたでしょう。
米中共にこれ以上の不要な摩擦は避けたいはずです。
現状では、安倍首相しか外交的に有効な動きが取れないはずです。
こんなに強いカードを持てる日本も、中曽根政権以来、久しぶりじゃないでしょうか?
これで立ちまわれなかったら、官邸や外務省の在り方も考えた方がいいレベルかもしれません。
また、この成功が次の日本の飛躍へ懸かってくると言っても過言ではないと思います。