【川端康成】「魔界」に踏み込んだ先にビジネスチャンスあり

2019/7/1
この4月、NewsPicksで大きな反響を呼んだ《【未来予測】10年後に「売れるスキル」「廃れるスキル」》という記事をご記憶の読者も多いだろう。
2013年の論文『雇用の未来』で「10年後には今ある職種の約半分がなくなる」と予言し、世界中から注目されたオックスフォード大学のマイケル・オズボーン准教授が、改めて「AI時代に必要とされるスキル」を提言したものだ。
出典:The Future of Skills : Employment in 2030
上位に挙がっているスキルの多くが「人間理解」を核としたもの。なぜなら、相手を「理解する」という作業こそ、マシンが最も不得手としている分野だからだとオズボーン氏は言う。
しかし、ここでひとつ疑問がわく。これらの「未来のスキル」を、われわれはどうやって身につけていけばいいのか……?
そのヒントは「日本文学」にある、と言うのは、オズボーン氏の盟友でもある、AIベンチャー「エクサウィザーズ」の石山洸社長だ。
元リクルートAI研究所の所長であり、AIを介護に活用する取り組みなどでも知られる石山氏が、今「日本文学」に注目する理由とは?
AI研究者ならではの視点で読み解く目からウロコの「日本文学講座」、ここに開講!
石山洸●東京工業大学大学院総合理工学研究科知能システム科学専攻修士課程修了。2006年4月、株式会社リクルートホールディングスに入社。同社のデジタル化を推進した後、新規事業提案制度での提案を契機に新会社を設立。事業を3年で成長フェーズにのせ売却した経験を経て、2014年4月、メディアテクノロジーラボ所長に就任。2015年4月、リクルートのAI研究所であるRecruit Institute of Technologyを設立し、初代所長に就任。2017年3月、デジタルセンセーション株式会社取締役COOに就任。2017年10月の合併を機に、現職就任。静岡大学客員教授、東京大学未来ビジョン研究センター客員准教授。

「飲み会スキル」はなぜ重要か