睡眠のゴールデンタイムは22時〜2時という「嘘」
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医学界でも「睡眠」というのはなかなかまだ分かりにくい領域です。その一面として、睡眠薬はいまだに脳の活動性を強制的に落とし、依存性もある薬が主に用いられています。
未だに明確なメカニズムが判明していないゆえに、ゴールデンタイムがあるのかどうかすら「分からない」というのが正しい言い方だと考えます。
内分泌の点から言うのであれば、成長ホルモンであるコルチゾールが睡眠早期に分泌されるのは事実です。ですが、その睡眠自体をつかさどるメラトニンというホルモンは時間と日光に反応して増減しているので、良質な睡眠を得られる時間帯は限られるかもしれません。
そういう意味ではこの「ゴールデンタイム」というのは、「質のいい睡眠で成長ホルモンが分泌される時間」という意味では嘘ではないかもしれません。
人体は複雑かつさまざまなシステムでコントロールされているので、1つのホルモンを論拠に論じるのはなかなか無理があるでしょう。エビデンスがないものを信じられない嘘だらけの社会
この睡眠時間のゴールデンタイムの話って、相当昔から専門家がテレビで言ってましたよね。
血液型によって性格が判別されるという「嘘」もそうですが、水素水の「嘘」、マイナスイオンの「嘘」、様々な嘘が世の中にあふれています。
私たち自身が、情報の中から「なぜ?」を考えて判断する必要がありますね。
プラシーボ効果もあるので、信じてそれで健康になったというのなら、それを否定はしませんが。Forbesオフィシャルコラムニストとしての3つ目の記事は『睡眠のゴールデンタイムの嘘』
最近テレビでも話題になっていましたが、ゴールデンタイムは知っている人が多いですが、その真実を知る人は意外と少ないのが実情です。
是非、時間にとらわれるのではなく質の良い眠りを意識しましょう!