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長期投資について、色々な視点論点があると思うのですが、敢えてニッチな点を一つ、挙げたく思います。

長期投資できるお金は、どうしても属人的となる個人のお金ではなく、ずーっと座っていることができる(同じコイン出なくても良い、途中で入れ替われる)お金であるという特性があります。

①人が生み出した様々なイマジネーション(代表的な例 「貨幣価値」や「法人格」)の一つに、「株式」があります。「株式の持分」つまり自分の出資した分を、誰かに売却することができるのです。

これにより、遺産相続以外の方法で永続的にバトンを繋ぐことができるようになりました。

②また、ファンドの「プール」のイマジネーションも重要です。例えば投資信託は、新たにファンドに流入するお金と流出するお金が常に存在します。ネット流入量によって投資のサイズは変わりますが、基本的には、ファンドへの投資家が諸事情で入れ替わっても、Berkshire Hathawayの株主が入れ替わっても、投資先企業にとって、株主は同じファンドのままです。

このインタビューの趣旨とはずれますが、ちょっと哲学的な側面が面白いためつい筆が滑りました。



もう一つ挙げると、会社というイマジネーションも、投資の上で大きな役割を果たしています。

上述の通り、「ファンド」が企業の直接の株主の場合、実際に株主として顔が見えるのは、ファンドを管理するマネージャーやアナリストなど(バフェットも似た存在)です。「投資会社」などの擬人的な組織があり、その中で働くマネージャーやアナリストは擬人的組織の一部となって動くので、(担当者が替わることで方針の変更はあろうとも)永続的に同じ投資が出来ている、という側面があります。
今回もNVICの奥野CIOに興味深いお話を伺いました。
私自身は経営と投資という両面に関与していますが、たまに投資家が会社そのものの発展に寄与する役割って何なんだろうと考えることがあります。

「投資家がリスクマネーを提供するからこそ、事業ができるんだ」という主張をよく耳にしますし、それは全くその通りなんですが、セカンダリーの投資家がそう主張するのは、少々無理があるんじゃないかな〜という気がしないでもありません。

もちろん、市場に流動生をもたらすことや、株価形成、また経営に規律を効かせるという影響力は非常に大きいと理解しています。また「そもそもオーナーなんだから、事業成長への貢献を求めるなんてお門違いだ」という主張もよくわかります。
ただ、そうであるならば、何も取り繕って事業そのものへの寄与なんてことを主張しなくてもいいんじゃないかな〜と思ったりもするわけです。
もっとも、これは私自身も天に唾するような問いなのですが。

非常に抽象的な議論になってしまいますが、このあたり、真正面からお答えいただき、考えさせられる機会でした。
これは興味深い対談。
前々職でIRをやってた時に、ウォーレンバフェットの本を読んで感動した記憶がありますが、確かに日本にはそういう投資家が少ない印象があるんですよね。

日本では、株主重視という言葉が、どちらかというとお客様は神様的な感じで独り歩きし始めてる印象で。
本来は長期投資を前提に企業のビジョンに共感して投資してくれてる投資家が最重要という話だと思うんですが。

こうやって日本でも本当の長期投資の価値が理解されてくると、投資家という存在の重要性も改めて一段見直される気はします。