【解説】シリコンバレーがベーシックインカムを主張するワケ

2019/7/2
世界トップ棋士を次々と倒した囲碁AI「アルファ碁」。ディープラーニング(深層学習)という新たな技術でAIが飛躍的な進化を遂げている。
英オックスフォード大学オズボーン准教授らは、人工知能やロボット等による代替可能性が高い労働人口の割合を米国では47%と予測した。
さらに、野村総合研究所とオズボーン准教授らの共同研究では、日本の労働人口の49%が10〜20年後に人工知能やロボット等で代替される可能性が高いというレポートを発表している。
将来、AIやロボットの雇用への打撃が懸念される中で、全ての人に現金給付を行うベーシックインカム(Basic Income)政策が注目されている。
Facebookの創業者のマーク・ザッカーバーグ氏らシリコンバレーのIT起業家たちもベーシック・インカムを主張し始めている。
元財務官僚で税務の権威、森信茂樹・東京財団研究主幹は「税」の観点から、こうしたIT起業家たちの主張に疑問を呈する。
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