全固体電池に勝る「厚塗り」の新型LIB、京セラが2020年にも量産へ
日経 xTECH(クロステック)
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注目のコメント
日経BP頑張ってくれました。貴重な工程図とロードマップ等々の情報。
一通り見ての感想としては、24M のバッテリーの特徴は
・正負極を“厚膜”にし(容量増)、かつ”半固体”にする(リサイクル可能)
・“金属角型”に入れて、セル単位が実質“モジュール/パック”単位
ですね。
ただし、半固体(スラリー)状に活物質や電解質を維持し続けるには、何らかの制御機構が必要なはず。また半固体のデメリットは、電解質のイオン伝導度の低下があるはずで、これらデメリットを上回るような、製造工程の簡素化とリサイクルによるコストメリットがあるかどうか?がポイントでしょうか。
リサイクル時にスラリーを固体に戻す必要があるのか???リチウム補充して、そのまま使いまわせないのであれば、全固体電池の方が活物質はリサイクルはしやすい場合も。焼き方・固め方次第でしょうが。
追記:
実はセパレーターで正負極を分けて、それぞれの極材に合った電解液を使うダニエル電池の仕組みは、今でも有効です。これ以上は言えない事情もあるので、とめておきますが。。バインダーって粉体をまとめるだけじゃなく、スラリー内での分散性を良くする、簡単に言うとダマになりにくくする役割もあるので、バインダーレスでどうやってスラリーを扱ってるのか気になります。非極性溶媒を使うのは当然として、原料SSAのかなり精密なコントロールが要求される気がしますが・・・
固体電解質の壁を作って陰極と陽極に別の電解質を使うというのはなるほど!というアイデア。(この業界詳しい方は既知なんでしょうが)これって京セラの特許なんですかね?