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アッヴィが「ボトックス」のアラガンを買収へ-630億ドルで

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  • フリージャーナリスト

    アッヴィは免疫疾患の治療薬・ヒュミラが売上の過半数超というややバランスの悪い会社です。しかも既にヒュミラは特許が失効。たまたま抗体医薬品ということもあり、ジェネリック(バイオシミラー)による切り崩しが遅れているだけです。

    アッヴィでこれに次ぐのがC型肝炎治療薬ですが、こちらは一旦C型肝炎ウイルスが除去できれば、それで治療は終わり。一時的に売上は伸びますが、その後はあっという間に売上が萎みます。

    最近では血液がん領域でも有力製品が登場予定ですが、これのみで今後を乗り切るのは難しい。

    そういった状況で株主に目に見えた成果を示すために有力製品を持つアラガンの買収に踏み切ったと思われます。

    だだ、両社の製品群に共通性が少ないため、買収による営業や研究開発の戦略シナジー効果は疑問です。


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    マウントサイナイ大学 アシスタントプロフェッサー

    AbbVieの持つ薬は抗体製剤のヒュミラなどごく一部の薬剤を除くと、ひと昔前の主役が多く、現代では脇役となった薬剤が多いと思います。例えば、抗菌薬のクラリスロマイシンは、ひと昔前なら飛ぶように売れたでしょうが、現在は1または3日内服するだけのアジスロマイシンに主役の座をとってかわられています。

    てんかんに対する薬剤であるバルプロ酸も、ひと昔前ならば「てんかんと言えばバルプロ酸」というぐらいの王様のような立ち位置でしたが、現在はレベチラセタムを代表とする新薬が他社から次々と投入されており、そのお株は奪われつつあります。

    このような下降線に加えてのヒュミラの特許失効。ただし、Allerganのラインナップを見ても、ボトックスと便秘薬のリンゼスを除くと将来的な成長を見込める真新しい薬剤は見つかりません。開発領域の重複が少なく、互いの技術を活用した新薬開発が進む可能性もないわけではないですが、どちらかと言えば長期的な視野ではなく、比較的短期的な戦略上の買収なのではないかということも推測されます。


  • ユーザベース SPEEDAアナリスト

    大型の医薬買収。東城さんがコメントされているようにAbbVieのヒュミラは世界最大の薬(有難う御座います!)、直近期は約200億ドルで同社の売上の6割を占める。2023年に特許切れで、そこへの依存度の高さを下げていくという観点での買収。
    会社発表資料を見ると20億ドルのコスト削減を3年目までに目指し、ROICも同社WACCを超えるというJustificationが出ている。Allerganはボトックスで有名だが20億ドルの売上で、それ以外の美容関係医薬が43億ドル、眼科23億ドル、またその他の商品も約40億ドルある。
    AbbVieは時価総額約1200億ドル(ピークの2018年頭からは株価は2/3ほど)、Allerganは同420億ドル(こちらもピークの2017年夏から約半分になっている)。発表を受けてAllerganは買収価格に寄せる形で+27%、一方AbbVie約-15%と、市場は評価をしていないのが最初の反応。
    http://bit.ly/2X6intI

    なお武田が買収したShireについて、2014年にAbbVieは一度買収で合意した(条件を5回引き上げてのDoneだった)がその後取り消しとなった。また武田がShire買収に名乗り出たときにAllerganも検討は報道された。そんな感じでShireでつながる会社群…


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