「ポケモン」✕「ハリウッド」。グローバル映画市場への挑戦とは
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映画『名探偵ピカチュウ』をご覧になった方もいるんじゃないでしょうか。
そこでプロデューサーを務めた株式会社ポケモンの片上さんに取材させていただきました。
改めて、「日本発」で世界と勝負できるポケモンというブランドのすごさ、それに伴う責任について考えさせられました。
余談ですが、『名探偵ピカチュウ』にはふわふわのピカチュウが登場します。
『Pokemon GO』でピカチュウは見慣れていたつもりでしたが、実写版のピカチュウを見た瞬間の衝撃は忘れられません。
そういえばピカチュウってネズミだよな……だから実写化したらふわふわになるのか……と、しばし考えて、納得して、あぁもう、そんなことより可愛いよ!! と笑
説明してもわかりにくいですね。
記事内には画像もありますので、未見の方もぜひご覧ください。「日本のコンテンツ」を「世界のコンテンツ」にする時に大事なコトは、ここだと思いました。
・日本サイドと海外サイドのコミュニケーションの「透明化」。
・新たなチャレンジと、守るべきところを丁寧に両立させるための調整。
これまで「ドラゴンボール」、「スーパーマリオ」、「北斗の拳」日本のアニメ、ゲームが「ハリウッドで実写化」には全く良いイメージがありませんでした。
なぜなら、これらは全く別物になってしまったから。
日本サイドが、制作に関わらず、丸投げしてしまってたのでしょう。
作品への愛、理解が全くなく、名前だけ一緒のフェイク品になっていた。
その点、今作。
そういったズレや、偏りがなく、日本の制作サイドが大事にしている部分や、ポケモンらしさは残したまま、ハリウッド実写化に成功したのだと思います。
きっとポケモンファンにもスッと入る風合いになったのでしょう。
日本人はハリウッド、グローバル、海外への憧れや、上目線を持ちすぎる傾向があると思います。
よって、日本のコンテンツをグローバル展開する時に、世界に寄せ過ぎるあまり、いつの間に大事な部分が失われるケースは多いと思います。
奥手、シャイ、口下手な日本人では、グローバルヒットは作れない。
海外サイドと面と向かった、裏表ない、対等なコミュニケーションを。
日本と海外の良い所をミックスアップしつつも、自分たちのこだわりや、大事な部分は守る。
この記事から、改めてそこが大事だなと思いました。大学生のとき、第一志望で就活していた思い出深い会社です。当時は、ポケモンGOがリリースされる1年前でしたが、今は亡き任天堂の岩田聡社長が、その未来性を語っており、「これは、絶対ブレイクする」と思い、就活に励んでました。
当時は、周りからもポケモン株式会社って何?任天堂じゃないの?(笑)って感じでしたが、案の定、ポケモンGOが世界を席巻し、社会現象にまでなりました。
最終面接までたどりついたものの、お祈りメールをもらい絶望。。。おそらくあのタイミングで入れたら、ボーナスは天文学的な数字になったのだろうと後悔(笑)
なぜあのとき、落ちたか。。。。今回のキャリア記事を見ているとはっきり分かりましたが、ワクワク感を当時の面接をしていた部長さんに伝えられなかったことだったと思います。もちろんワクワクはしていましたが、当時はいっちょ前に知的財産管理技能士とかいう堅苦しい資格を取り、ライセンスビジネスについて机上の空論を語っていたので、肝心のパッションや面白そうと思ってもらう要素がカケラもなかった。サンリオの面接でも似たような状況に陥り、「せっかく大学生で資格まで取る努力したのだから、その資格を活用した君自身のアイディアを教えてほしかった。」と至極最もなことを言われたときに、自分の失敗を静かに悟りました。
ポケモンさん、いつかちゃんと実力つけて行きますorビジネスの話持っていくので、そのときはよろしくお願いします。