ボルタンスキーの作品は『デビルマン』に出てくるデーモン「ジンメン」を想起させる。固有の人を消し込み、数え上げ、甲羅の各グリッドに「顔」を描き込む。暴力的装置だが、そこに切なさを感じてしまうという。
彼の作品はどっしりしている側面もあり、不安な面持ちをしている側面もある。深いところまでおりて思考している彼の作品に触れる体験は、大きな星の思考に触れているような感覚になりました。教会の空気に触れることにも確かに似ているかも。
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