伊勢丹新宿店が確実に歩を進める「横串ライフスタイル」
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時計ブームといわれて久しく、腕時計販売が小売業統計の「雑貨」分野を長らく牽引している。ビジネスで時計を小売する経験をしたが、ラグジュアリーの1アイテムとして楽しむ消費者と車やカメラ同様の趣味アイテムとして楽しむ消費者が混在する独特のマーケット。最近の百貨店は戦略的に富裕層対応として時計を位置づけていたのは、外商顧客の購買単価が魅力的だったのだろう。結果、趣味として時計好きな顧客は、百貨店以外の家電量販店やホールセールまたはWebへ買場を変えていったように見受ける。その時計を、ラグジュアリーフロアからリビングフロアに移設した伊勢丹は、閉鎖性を排除し敷居を下げることで幅広く時計好き顧客を取り込む方向性かと。背景にはインバウンド顧客の活発な時計購買計も後押ししていると思う。一部の富裕層頼みから広く大衆に向けた売場づくりは、百貨店生き残りのキーかも知れない、と考えるの飛躍し過ぎでしょうか