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コメント
注目のコメント
皆さんのコメントをお読みし、高卒就活の問題を知っていただくことができて大変嬉しく思います。
1人1社制の背景は第二次世界大戦中の国家総動員体制がしかれた頃に遡り、学校が戦時動員によって工場等に学生を斡旋する機能を持ったことからはじまったと考えられています。
具体的には1941年12月の労務調整令によって、国民学校卒業者は国民職業指導所経由での就職のみに限定されることとなり、この学校・国による斡旋体制の確立が、戦後の中学・高校における学校・ハローワークの「全員斡旋体制」に繋がっています。
これは、記事中にもお話しした古屋氏と共に本問題に対する活動をする中で私達も知ることとなりました。
つまり、80年前の日本でできた慣習が、今も残っているということです。
15年ほど前に、厚労省からもこの制度に問題があることについて公式に言及されており、何度か民間からの呼びかけもあったそうですが変わっていない状況がありました。
私達がこの問題をはじめて知ったのはヤンキーインターンを始めた3年ほど前のこと。この問題に気づいている方々もまた少なくなりつつあった中で、地道に周囲へ発信し続けていましたが、ついに先月、安倍総理の耳に届き、改革の動きが始まることになりました。
高校生の就活慣行 動き出す 1人1社制見直し
https://www.komei.or.jp/komeinews/p31071/
結果的にどうなるかはまだわかりませんが、主体を企業とするこの制度から、若者の職業選択の自由を守る就活自由化の動きになっていくことを願っています。
ハッシャダイでは、若者が"自分の人生を自分で選択できる"社会を作ることを目指し"CHOOSE YOUR LIFE"というメッセージを全国に届けています。
今回の全5回のインタビューの中で、若者の人生選択の上で取り巻く環境を皆さんに少しでも知っていただけたかと思います。
学歴格差・地域格差などは、きっとご覧いただいた皆さんにも関係のある問題ではないかと思います。
みなさんで手を取り合い、選択格差のない社会に近づく事ができれば本当に幸いです。
ご覧いただきまして本当にありがとうございました!ものすごく共感しました。ワタシの人事担当としてのfirst jobは、スーパーの店舗勤務の高卒生採用だったのですが、とにかく「学卒採用」に比べて制約が多い。全く、この記事のとおりです。スケジュールも厳格に定められ、ハローワークに求人票を出し、そして学校を通じて「一人一社」しか応募できない。ほぼ先生の言いなり、も多かったでしょう。
おそらく高校生を「保護」する観点だったとは思うのですが、ワタシも当時から、これじゃ自主性も何も無いなーと感じたのを覚えています。そんな20年以上前から変わってないんですね。しかも「法規制」じゃない、と。これはワタシも知らなかったです。
これは変えていかないと、ですね。ハッシャダイの問題提起には私も同じ思いです。
高卒の一人一社制や大卒の新卒一括採用も昭和的な世界観を前提に設計されています。環境が変わっているので、仕組みも変えていかなければならないのに、現行の仕組みに安住してしまうのは、大人が思考停止に陥っているからです。
〉みんな責任を取りたくないし、変えるより今のままでいるほうが楽なので、紳士協定のようになっていると思います。
3年内離職率が長期的に安定しているのは、雇用市場ではなく就職の仕組みの問題だからです。自由選択にすれば若年離職率が高まると批判されますが、それは早期のキャリア教育や就業支援、雇用の仕組み改善でも克服できる論点です。やらない理由を並び立てて、若者の選択肢を奪いミスマッチを生み続けるのは、大人の責任放棄だと思っています。
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