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機構としては興味深いが、テクノロジーではなく発電手段としてのみ評価するならば、kWhあたりの単価(つまり風力の場合は平均出力とメンテナンスコスト、設備寿命!!)と、面積当りの設置容量上限、最適な風力分布と設備規模の相性、などを考えなければならない。

回転翼のない風力発電機
https://newspicks.com/news/4307725

で、山藤氏が「現時点での発電能力は、2.75メートル高さのもので100W。これまでの風力発電に比べると発電効率は低いが、設置間隔を狭くしても問題は起きないので、設置面積当たりで見るとほぼ同じになると想定され」としているが、筒の後ろに渦流を発生させる機構、共振が必要な機構からして、設置間隔や配置は普通に考えてかなり重要だと思われる。

というか、記事中に、

"発電量100W/hを想定している"

などというとんでもない記述があって(Wは元々時間当りのエネルギー出力の単位([W]=[J/s])、この記事supported by TEPCO(東京電力)とあるけど大丈夫かと心配になる・・・。

通常、風力発電のポテンシャルを計算する場合、面積当りの設備容量は10MW/km^2ほどの値が使われているが、
https://www.env.go.jp/earth/report/h23-03/chpt4.pdf

代表的な陸上ウィンドファームの一つ、米国テキサス州のロスコーウィンドファームを例にとると、設備容量781.5MW、面積400km^2で、1.95MW/km^2なので、実態としては2MW/km^2程度と見てよいだろう。

仮に、"100W/h"という謎スペックが100Wの意味とすると、2MW/km^2に相当させるためには、1km四方に2万機、10m四方に2機という密度。なるほど、不可能でもないかもしれない。

通常の風車が40万円/kWとすると、200€/100Wは安いは安い。

ただ、これだけ安いならば、最初の実験で5本、10本を同時に設置して、干渉の評価をやらない方がおかしい。

そこが最大の疑問。

あとは、振動駆動部の寿命が気がかり。一般に振動し続ける部品は早く劣化する。これで20年持てばいいのだが。大型化するとさらに材料が難しそう。
Tacoma Bridge のハナシは、メリケン大の機械設計の授業で未だによく使われますねぇ

あ、100Whだと、庭のクリスマスイルミネーションには使えますかねぇ
おお、カルマン渦…
是非とも、記事の3番目の動画をご覧ください。魅せられませんか?自分はこれ見る度に流体力学をマジで勉強しようとして(数学力が足りず)挫折します。
https://ja.m.wikipedia.org/wiki/カルマン渦

そして、ついに発電に実地応用。素晴らし過ぎます。

私見で恐縮の限りですが、自分の今年のトップ科学ニュースはこれで。
(ブラックホール"撮影"とか、15分で全ゲノム解析とか、いろいろあったけど)
このような地味だけどすごい開発が世界の環境問題、エネルギー問題の一助となりそう。

これからは、新しい発明も大切だが、新しい発想とテクノロジーの組み合わせによるイノベーションのスピードアップも求められている時代。

普及していくことを期待したい。
面白いことを考える人っているもんだなあ。